いつもより、早く起床。パッキングをするためです。
旅慣れた現役CAのAちゃんに、ほとんど詰めてもらっていたのですが、(弟はブツブツ。うちの嫁を使うなと。ゴメンねSちゃん。ありがとうAちゃん)
朝まで使うものとか、あるでしょ。
↓ブツブツいいながら、理子ちゃんと遊ぶ弟。
来るときに、重量オーバーで50ドル取られたので(へたこいたー)
帰りはきちんと計りました。
帰りは、スーツケースも2個、機内持ち込みのがらがらバック1個、
トートバック1個、紙袋1個とすごい荷物(゜o゜)
弟からは、計画性なさすぎ(ーー;)と言われ、確かに・・・そうです・・・
どうしても重くなってしまったので、1個をすごく重くして、1個分のオーバーで
済ますつもり。(すごい重量オーバーだったけど、結局、追加料金とられず。アメリカ最高!)
どうにかパッキングできて、さあ、出発です。
1時の飛行機だったので、
ちょっとおしゃれなお店にブランチへ。
今日は、とっても寒くて、-21℃!外に出るだけで、頭がキ~ン。
アイスクリームを食べてないのに、アイスクリーム頭痛になります。
この寒さは、初体験。
セントポールにある、「カフェラテ」というお店です。
おしゃれなお店が立ち並ぶ、おしゃれストリートにあります。
中に入ると半分吹き抜けになっていて、
カウンターで、好きなものをサラダにしてもらったり、サンドにしてもらえます。
ここは、セントポールで一番チーズケーキがおいしいお店だそうなので、
チーズケーキを注文。前に2人が来たときは、みんなチョコケーキを食べていたそうです。
一番有名なケーキは、ダブルチョコケーキ。
直径24センチのシフォンケーキぐらいの大きさで、高さもあって、それに
3段ぐらいにカットして、濃厚なチョコクリームがサンドされたものでした。
朝からは、さすがの私も食べられませんでしたが。
それから、サンドは、3種のデップとバケットとサラダのサンドを注文。
大好きなトルコの豆のペースト、卵、ほうれそうとチキンにしました。
弟と、Aちゃんは、食パンのサンドです。それも、すごいボリュームでした。
別れの時間が近づいていると思うと、ちょっと切なくなりましたが、なるべく考えないようにして、
楽しくおいしいブランチタイムを過ごしました。
それから、あのポップコーンやさんへ。
このおしゃれストリートは、少し高台になっているらしく、途中で、市内が見下ろせます。
手前は住宅街、奥には、近代的な街がひろがっています。
手前の家々は、本当にかわいらしく、煙突からは煙(ではなく湯気?)がモクモク。
絵本の1ページのような風景でした。
Aちゃんが、この風景が大好き!というのも、納得。写真を撮っておけばよかったです。
ポップコーンやさんでは、弟が「まりちゃんがいなくなるから、2パウンドにしよ」と
注文してました。今までは、3パウンドだったのです。それが1週間足らずでなくなるの!
私は、機内用に4オンスの片手にのるくらいの小さなサイズを買ってもらいました。
そして、空港へ。
セントポールは小さな街なので、すぐに到着。
りこちゃんもおろして、見送りしてもらいました。
出発まで2時間ぐらいあるので、スタバでお茶しました。
本当に日本人がいません。
それで、「日本人が本当にいないよね~」と私が言ったら
隣で、サンドゥイッチをがっついている国籍・性別不明のアジア人(しゃべったら女の人だった)が
「ココにいます!」と言ったので、3人で驚きました。
ご主人がこちらの方で、住んで4年。今は空港で働いてるそうです。
「仕事でこられてるんですか?」と聞いてきたので
弟がそうですと答え、どんな仕事か聞かれて、発電所の設計ですと答えると
やっぱり、こちらの人間は、日本人のヘルプがないとダメってことだよね。
バカだよね。なんて、ことを言ってました。
面白い人でした。
飲み物も飲み終わったので、私は行くことにしました。
もう少し一緒にいたかったけど、
それは、キリがないもんね。
手荷物検査の列に一度並んで、やっぱりもう一度と
りこちゃんの顔を見に、もどりました。
(りこちゃんは、ホテルでベビーシートにのってから、ずっとすやすやでした。)
もう一度、抱きしめたかったけど、それはあきらめて、
ほっぺをさわりました。本当に、柔らかく、つるつるでした。
幸せそうな寝顔でした。
Aちゃんと握手をして、また、春に元気に会おうねと約束しました。
それから、トイレに行って、ゲートに行くともういい時間だったので、
改札の近くで待ちました。
手荷物が多かったので、Aちゃんに、「早めに乗って、荷物入れるところを確保して」と
言われていたからです。
そのかいあって、エコノミーでは、一番のりでした。
弟の会社の人も同じ便で帰りたかったそうですが、満席でとれなかったそうです。
それは、ビジネスクラスだからだったみたい。エコノミーは少しあいていました。
私の隣も空いていて、またまた快適でした。
機内食は、期待通り食べれず、サラダと果物だけにし、クリスピークレームドーナッツとポップコーンでやりすごしました。
途中、頭が痛くなって、頭痛薬をもらいました。
前回のハワイの行きで酸欠になって、早めの対処をしなかったので、
今回は早めに薬をもらいました。
それも、飲んだら忘れてしまうくらいだったので、たいしたことはありませんでした。
12時間、ほとんど寝られず、映画「レミーのおいしいレストラン」、「アース」(行きも見て、試写会でも見たので3回目!)を見たり、パンの本を見たりしてすごしました。
そして、1ヶ月の楽しかったことを、思い出したりしました。
初日、ホテルに弟に送ってもらった時、Aちゃんは病院に行っていて、
ダイニングテーブルに、手紙とポップコーンとマフィンが置いてありました。
それをみて、うれしかったこと。
モール・オブ・アメリカにAちゃんとAちゃんママと3人で行ったこと。
その夜に食べに行った、ステーキのおいしかったこと。(最後の夜にも行った)
出産にたちあったこと。
Aちゃんが、頑張っているのに、何にもしてあげられずにもどかしかったこと。
りこちゃんの頭が見えたときに、心が震えたこと。
りこちゃんが、出てきたとき、あまりに綺麗な赤ちゃんでびっくりしたこと。
みんなで流した感動の涙。
へその緒が、太くて、立派でびっくりしたこと。
Aちゃんが、美しかったこと。
おおらかなAちゃんのやさしさ。
日々のりこちゃんの成長。
目に見えるスピードで大きくなっていく生命力のすごさ。
夜りこちゃんを寝かしつけるときの2人の時間。
小さくて、柔らかくて、あったかくて、ミルクの香りのするりこちゃん。
小さなキッチンで作った食事。おままごとみたいですごい楽しかった。
小さな楕円のル・クルーゼ。
3人での食事。
毎日のように行った、ターゲット。(スーパー)
弟が連れて行ってくれたセントポールの街。アップタウン。
ミネアポリス。
テレビ電話。
ホテルの朝ごはん、プール、ランドリー。人々。
パン教室。
毎日のシンプルな生活。
大きなアメリカ。大きな空。
いつもUFOと間違えた飛行機。
凍ったミシシッピ川。
チーズケーキファクトリーのチーズケーキ・・・
あげれば、キリがないけど、本当に素敵な日々でした。
涙をふくと、ハンカチが、アメリカの洗剤の香りで、また
懐かしくて涙がこぼれて・・・(まだ数時間なのに)
12時間のフライトで、私の心の整理もつき、
日本モードに、切り替わっていきました。
同じ家に生まれたのに、今はみんな遠くにばらばらになって、さびしいと思っていたけど、
それは、しょうがないもんね。
私も、やっと何かをしたくなりました。
りこちゃんにはずかしくないおばちゃんに、なりたいです。
長々と、お付き合いくださり、ありがとうございました。
ここで、私のアメリカ子育て日記は、おしまいです。
りこちゃん日記は、弟たちが続けてくれることを期待しつつ・・・
本当に、ありがとうございました。
↑ホテルの部屋で、最後に撮った写真。りこちゃんと。